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数学が得意な人は、問題を見たとき最初に何をしている?
2026年08月22日
「数学の問題を見ても、何から手をつければいいのか分からない」
数学が苦手な人から、よく聞く悩みの一つです。
一方で、数学が得意な人を見ると、問題を見た瞬間に解き方が思いついているように見えることがあります。
では、数学が得意な人は毎回すごい「ひらめき」で問題を解いているのでしょうか。
実際には、そうではないことも多いです。
数学が得意な人ほど、
「この単元なら、まずこれをする」
という最初の一手がある程度決まっています。
解説には「考えた順番」が書かれていない

数学の問題集の解説を見ると、とてもきれいに解答が書かれています。
「平方完成すると~」
「ここで○○とおくと~」
「判別式を考えると~」
と、無駄なく答えまで進んでいきます。
ただ、実際に問題を解くときの頭の中は、ここまできれいではありません。
「これは何の問題だろう」
「とりあえずここを計算してみよう」
「この形ならあの考え方が使えそう」
「さっきの方法ではうまくいかないな」
と考えながら進めています。
つまり、解説には「答えにたどり着くまでの考え方」や「なぜ最初にそれをしたのか」が省かれていることがあります。
そのため、解説を読めば理解できても、
「自分で解こうとすると、最初の一手が思いつかない」
ということが起こります。
例えば二次関数なら、まず平方完成する
私は二次関数を教えるとき、
「二次関数を見たら、まず何も考えずに平方完成して、頂点を出して、グラフを書いてみよう」
と伝えることがあります。
もちろん、すべての二次関数の問題で平方完成が必要なわけではありません。
それでも、何から始めればいいか分からず止まってしまうのであれば、まず平方完成してみる。
例えば、
y=x²-4x+3
であれば、
y=(x-2)²-1
と平方完成できます。
すると、
- 頂点は (2,-1)
- 軸は x=2
- 下に凸
ということが分かります。

ここまで分かれば、問題文を見たときにも考えやすくなります。
最大値・最小値を求める問題なら、定義域と頂点の位置を確認する。
共有点について聞かれているなら、グラフ同士の位置関係を考える。
最初からすべての解き方を思いつく必要はありません。
まず一つ手を動かすことで、次に考えることが見えてきます。

数学が得意な人ほど「型」を持っている
数学が得意な人は、問題を見るたびにゼロから考えているわけではありません。
これまでに解いてきた問題の経験から、
「この形を見たら、まずこれを確認する」
という考え方が少しずつ身についています。
それが積み重なることで、周りから見ると「すぐに解き方を思いついた」ように見えます。
でも実際には、突然ひらめいたというよりも、
最初に何をすればいいのかを知っている
という方が近いかもしれません。
数学が苦手な人も、この「最初の一手」を単元ごとに覚えていけば、問題を見たときに手が止まりにくくなります。
数学の勉強では、公式や解法を覚えるだけでなく、
「この問題を見たとき、最初に何を考えればいいのか」
という視点も意識してみてください。
今後は、二次関数だけでなく、確率や数列、ベクトルなどについても、「問題を見たとき最初に何を考えるのか」を紹介していきたいと思います。

